こんにちは

志布志市移住・交流支援センター「エスプラネ-ド」

志布志 エスオウラネ-ド

志布志市移住・交流支援センター「エスプラネ-ド」は、志布志市市役所本庁舎近くの商店街の一角にあります。

志布志市の地域おこし協力隊として3年間勤務した「田川貴雄」さんが、2020年3月地域おこし協力隊卒業後に、2020年12月8日にオープンしました。

「エスプラネ-ド」は、志布志市への移住定住に関する総合的な相談拠点として設置され、おしゃれなカフェと機能が充実したコワ-キングスペ-スを兼ね備えた、くつろぎやすく気軽に立ち寄れる雰囲気を醸し出しています。

【場所】

志布志市志布志町志布志2-1-16(ヤシの木の看板が目印)
開所時間:月曜~金曜 9時~17時
☎ 099-401-0405

≪カフェ≫

 

≪コワ-キングスペ-ス≫

 

エスプラネ-ドを運営する「田川貴雄」さんにインタビュ-

エスプラネ-ドを運営する「田川貴雄」さんに、志布志に移住しようと決心した経緯、志布志の印象、エスプラネ-ドを設立するに至った思い、今後の展望、などについて話していただきました。

志布志に移住を決めた経緯】

当時、働いていた大阪の会社がベンチャ-企業で、「いずれは皆さん起業してください」という感じだったし、その時、地域おこし協力隊の制度を知って、どこにしようかなと考えていたときに、鹿児島って遠いけど大阪からだったらフェリ-で繋がっているし、アクセス的に考えても自営業するんだったら、それって強みじゃないかなって考えた。
その他にも、情報発信とか響く部分があって、結果的に志布志を選びました。

志布志の印象】

  • 南国なので暑い時期が長い!
  • 食べ物は、野菜・お肉・魚、全てが美味しい! 海産物だったら、ちりめんが美味しい。私、昔ウニって嫌いだったんですけど、志布志に来てからウニが好きになりました。初夏までぐらいしか食べられないので、毎年その時期は、何か「あーきたなぁって」言う感じですね。
  • 港町なので、商人の街って言う感じで、関西人と気質が似ている。
  • 若者が話す方言はすぐわかりましたけど、お年寄りが話す言葉はよく解りません。諦めました。
  • 夏井に「陣岳国際の森」っていうところがあって、志布志の街を一望できて、昼に行っても夜に行っても綺麗で、私は別事業で宿もやっているんですけど、そこの修学旅行生も毎回案内します。みんなのリアクションがすごくいいので、そこは絶対外せないです。

エスプラネ-ドを設立するに至った思い】

昔、志布志商店街通りは大通りだった。
今は国道が新しく造られ、交通の大半はそちらのほうが主になったが、年に一回「お釈迦祭り」というイベントがあり、その時は大勢の人が歩いてこの通りを行き交うので、昔の人は今でもここを大通りと呼ぶ。
だから、もう一回この通りに、かつて3つあった喫茶店をまた復活して、車じゃなくて、人が歩いて、にぎわうような通りにしたいなと思っている。

◎カフェの中は
メニュ-は、コーヒ-・紅茶・地元の果物などを使ったジュ-ス類と軽食。
陳列棚に、志布志ならでわの物産や志布志にIターン・Uターンしている人たちのハンドメイクの商品を並べて紹介することで、「移住者も頑張っている、こんな商品があるんだ」ということを周知したい。
結果として、ふるさと納税の返礼品としても取り上げられるようになりました。

◎今、コロナでなかなか里帰りできないのでは?
コロナ禍で移動はできないけど、相談が増えていて、「志布志ってどういうところなんですか」と言う相談から、「興味があるんで仕事とかそういう情報を教えてください」という問い合わせが多いです。
皆さん自分の生活を見つめ直すっていうか、相談の場で終わるケースが多いんですけど、いろんな方に情報の公開の場になればいいかなと思っています。

◎ポリシ-
私たちは民間なので、情報発信もスピーディーにできるし、いいなぁと思った事は、フットワークよくスピーディーに動けると言う事が行政よりもメリットがあるなぁ、と思っています。
失敗は多いですけど、その分、成長の方が多いのかなと思っています。

これからの方向性

来年度に事業でしたいことで、空き店舗なんかを改修して、利用できる施設にして貸し出すとか、自分たちで運営するとか、どういう風にしようかということを、街を歩きながら考えています。
もし自分がリノベーションした施設を、地域おこし協力隊に来た人たちが店をやりたいと言ってきたらすごく嬉しいし、やりがいがあるし、夢がある仕事だなぁと思います。


田川貴雄さんのプロフィ-ル

兵庫県出身 一時海外勤務
地域おこし協力隊として志布志に移住し、移住支援及び包括支援の任務で3年間活躍
2020年3月、地域おこし協力隊を卒業
2020年12月、志布志市移住・交流支援センター「エスプラネード」をオープン


【記者の目】

地域の活性化を成功させるためには、よく「よそ者、若者、馬鹿者」の力が必要だといわれています。
田川さんは、大阪に住み、海外活動の経験もあるので、志布志にずっと住んでいる人とは違う風景が見えているのかもしれません。
地元の人は、「この町には何もない」と思っていても、田川さんには志布志の魅力が見えているのでしょうね。